春が来た

寒暖差があって朝晩はまだ肌寒いが、日中はコートいらずで、ようやく春が来たようだ。東京の桜も昨年同日の最速で開花し、今日の上野恩賜公園の桜はまだ一分咲きに届かないくらいだろうか。

朝の9時半に公園内にあるコーヒーショップを訪れたのだが、天気がいいからか、春が来たからか、緊急事態宣言の意識が弱まっているのか、よくわからないが混雑している。

長く単身赴任生活をしていると食で季節を感じることも少ない。なるべく自炊をしているが同じようなものをローテーションで食している。そこには季節感がなく、だからこそ食以外の部分で季節を感じていたい。

僕が子供の頃と比べ、日本は四季がなくなったと感じる。肌感覚だが、昔は夏はもっと暑く、冬はもっと寒い。台風も季節になれば必ず来たし、梅雨も嫌なほど雨が続いた。今は冷暖房が進化したのか、衣類が素晴らしくなったのか、夏の暑さも冬の寒さも凌げる。世の中が便利になるのは素敵だし大賛成だが、その便利さが地球に負担をかけていないかが、気になる。

お互いの関係が共に気楽な関係なら、お互い成長できる素敵な関係だが、誰かが無理をしていたり負担がかかっていると、その関係は長くは続かない。自然の摂理に反している。

薄々、気付いているし、今のままではまずいし、何とかしないといけないんだろうけど、まだもう少しは何とかいけそうだから、誰かがそのうちやるだろう、と思って、他人事で地球を虐めるのはやめなければならないと思う。