こうして今年も日が過ぎる

桜がひと段落して上野恩賜公園の混雑ぶりも少しおとなしくなった。春になって暖かくなり、緊急事態宣言も解除されたので週末はえらい混みようだが、平日は静かに過ごしたいものだ。

ここ最近の気温は暑がりの僕には少し暑く、過ごしやすい季節は晩秋まで待たねばならぬのかもしれない。

早いもので2021年も3月が終わる。4分の1があっという間に終わってしまった。コロナと共生する生活を強いられ、変化が求められる中、僕は何も変われてないと思う。僕の職業はコロナで飲食業と並んで最も影響を受けている業種なのだが、とはいえ最低限の業務は無くならないわけで、副業や転職をする体力も気力もない、というのが正直なところだ。

元気にテレビに出ていた有名人があっという間に亡くなり、ワクチンも治療薬もない目に見えないウイルスに恐怖を感じていた1年前よりは、今は確実に光が見える。ワクチン接種も始まり、いずれ治療薬もできるだろう。SARSのようにある日、突然、鎮静化してくれればいいのだが、そんな楽観的なことも言ってられないので、とにかくココロとカラダが感染しないよう、元気に生きていくしかないと思う。

今は不安で辛くても、この先の未来で、あの時は本当に大変だったとお酒を飲みながら語れる日は必ずやってくる。未来は今より、どう考えても明るいのだ。生きるということは辛いことと引き換えに嬉しいことを経験するようなものだ。いいとこ取りはできないのである。