生きる意味

仕事や家事や勉強に忙しく休める時間がない時は、あぁ、少しはゆっくりしたいと思うものだ。ところが何もせずに1日のんびりしてみると、意外とカラダの調子がよくない。休んだようで、いつもとペースが違うので、かえって疲れてしまうのかもしれない。

コロナ禍で見たくないところまで見えてしまう世になった。自分自身もだが周りの友人知人、職場の仲間も、人間、余裕がなくなると本心が出るのか、未熟な部分が出るのか、色々と考えさせられる。

学業、仕事に40年以上追われ、コロナ禍で急に時間ができ、とはいえ副業するほどの時間がない、微妙な空き時間、考えることは、なぜ、生きているのだろうか、ということだ。

もちろん両親を尊敬しているし感謝もしているので、両親よりも先に死ぬような親不孝は避けたい。子供の成長は見守りたいが、成人したあとは勝手に生きてくれればいい。ものすごくバチあたりな言い方をすると、朝、起きるからその日を生きている。朝、目覚めなければ、そのまま死んでもそれでいい。

決して自殺願望があるわけでも無欲なわけでもない。どちらかというと自死には反対派だし、物欲、金欲、性欲などは人並みにある。ただあなたが生きる意味は何ですか、と聞かれると答えに困る。死なないから生きている、というのが最も素直な気持ちかもしれない。

魂とは何ぞや、という類いの本を読んだからかもしれないが、生きる意味を探し終えた時、今世での役割が終わるんだと思う。