熟年離婚

18年以上単身赴任が続き、身の回りの事は自分一人でできて、子供もある程度大きくなると先々の事を考えてしまう。子供の成人後や定年退職後の生き方を考えると熟年離婚という結論に達するのだ。

妻には話しているが合意は得られていない。はっきりとは言わないが、妻は世間体を気にするタイプなので、不仲で仮面夫婦でも死ぬまで離婚はしたくないのだろう。経済的にも一人で生活するよりも、嫌いでも同居する方が暮らしていけるからだろう。僕はそんな世間体よりもストレスなく自由に暮らしたい。きっと結婚には向かないタイプの人間なんだと思う。

いずれにしても話し合いを続けて、双方の落とし所を探らないとお互いが不幸になってしまう。ところがこの話し合いさえ中々進まないくらい拒絶されるようになってしまった。電話はこちらもしたくないし生活時間が異なるようなので連絡手段はLINEになるのだが、既読が遅く、一問一答するのが1日かかるのだ。感情的になっているし全く話が進まないのだ。

弁護士事務所に相談するほどこちらも急いでないのだが、話し合いができないのも困る。精神的苦痛を受けているとか言ってくるので、かなり鬱っぽくなっているようだ。同居していれば子供が寝た後とかに話せるのかもだが、単身赴任だとそうもいかず、非常に手を焼いている。僕はあまりストレスを感じないのだが、このモヤモヤ感がストレスというものなのかもしれない。正直、かなり疲れる。