誰も知らない未来

仕事柄、持っておかないといけない資格が2つある。それぞれ5年更新なのだが、そのうちのひとつが2週間後にやってくる。内容は決して難しくはないのだがテキストを一冊覚えて、模擬テストをこなし、という作業が歳を取ってくると年々、厳しくなる。

テストに限らずだが、生きていると嫌なことが次から次にやってくる。その一つ一つは考え方次第で、何とでも感じ方を変えることができるのだが、人間は弱い生き物で、この歳になってもまだまだ感情を抑えるのに苦労する。

嫌なことを乗り越えると強くなる。逃げることもできるが、逃げても逃げてもまたいつか、また後日に目の前にやってくるような気がする。いつかはやっぱり乗り越えないと先には進めないのだろうか。

未来のことは誰にもわからない。わからないことは不安だ。コロナ禍で先行きがわからないのは、どうしようもなく不安だし、できることなら逃げたいし安心したい。安心するにはわからないといけないのだが、未来は誰にもわからない。未来は不安の塊なんだと思う。

それでも生きないといけない人生。人間とはなんなんだろうか。そもそもいつまで生きるのだろうか。いつ死ぬのだろうか。全くわからない。未来は全くわからないのだ。何のために生きているのだろうか。

まあ、わからないことを考えても答えは出ない。結局は自分を信じ、出来ることを毎日やる。その繰り返しなんだと思う。今日も出来ることをやろう。テキストを開けよう。