走る

生まれて歩けるようになり、いつの間にか走ることを覚えたら、あとは死ぬまで忘れないものだと思っていたが、ヘルニアが再発した10月末から4ヶ月近く走っていない。膝から下、足首から上の神経が麻痺していて階段の上り下りに難があり、スクワットも走ることもできなくなった。膝に力が入らす、カクッとなるのだ。

そんな症状も少しずつ回復の気配はある。本当に少しずつではあるのだが、まずは痛みがひいて痺れだけになった。太ももに筋肉がついて階段の上り下りも違和感を感じながらもできるようになった。スクワットも少しならできるようになった。できないのは片足でのスクワットと走ることだ。まずは片足スクワットが先だろうか。勇気を持って走ってみれば走れるのだろうか。痺れがあるのでまだ難しいのだろうか。お医者さんは徐々にと言うが、次の検診後にはクスリもなくなりそうだし、心配だ。

高齢者になれば走らなくなるし体感も悪くなる。足腰も弱り膝も痛くなるだろう。それが少しだけ、25年くらい早くきたと思えば割り切れるのかもしれないが、予期せぬ25年の前倒しは早すぎる。急な発症だったので全く心構えができていなかった。

年始に今年中に走れるようになることを目標のひとつにした。まだあと10ヶ月以上ある。術後検診は2年後まで続くので、諦めずに信じて日々の生活を普通にしながら筋力が付いてくれば、きっと走れるようになるだろう。諦めたらそこまでなのだ。