母の誕生日

明日、81歳の誕生日を迎える。若くして透析になり、長くは生きられないと本人も僕も思っていたが、自己管理が素晴らしく、平均寿命を目指して頑張っている。そんな母も昨年末から体のあちこちにボロが出始め、いよいよ覚悟をしておかないといけないと改めて思っている。

まずは胃潰瘍、その後、突発性難聴。突然、血圧が高い日や脈拍が早い日がある。毎日朝晩、血圧を計っているから気付けているのだが、どの症状を調べても原因の心当たりがない。ストレスが原因なのかもしれないので、ゆっくりと安静にしてほしいのだが、とにかく自慢の母なので働きまくりなのだ。

父はもっと高齢なので、こちらも心配だ。右目が見えず、痴呆も出てきた。仕事人間だったので、唯一の楽しみだったゴルフをやめてからはこれといった趣味もなく、典型的なボケやすいタイプだ。年々頑固になり、何を言ってもすぐに怒る。こんな父が心配で母は体調を壊しているのではないかと思うのだが、これも高齢者夫婦のよくあるパターンなのかもしれない。

両親に対して僕が今、出来ることはなんだろう。本当はしっかり終活をしてほしいし、やり残したことがないように色々とサポートしたいのだが、きっと何も言わずにくる時が来るだろう。その後の生活がイメージできないのだが、バランスが崩れるのは確実だ。どんな形になっても両親には感謝しかないので、しっかりと寄り添っていきたいと思う。まずは今日は母を祝おう。