今日を全力で満喫する

昨日と今日はあまり違いもなく同じように時が過ぎる。起きて通勤して暗くなるまで働いて、帰ってきたらビールを飲んで横になる。そんな毎日であっという間に週末になり、週末は掃除洗濯と家事に追われ、食糧の買い出しでまた月曜日を迎える。何ら変わりのない日々が平穏に過ぎていく。

病気になって余命を宣告されたら、その後の生活はどうなるだろうか。余命半年と言われたら、明日からの生活はどう変わるのだろう。どうせ半年ならと投げやりになって毎日、堕落するのだろうか。人との付き合いをやめてしまうだろうか。何度か考えたことはあったが、僕は可能な限り、普段と変わらない生活をすると思う。半年後のことを考えて、ステキな今日を台無しにする必要はない。今日を全力で楽しまないともったいないのだ。

職場の組織改変があり、僕が師と仰ぐ方が本部長になった。早速、週末に話をする機会があり、半年後くらいに異動の話になった。具体的には何も決まってないが、僕も今の職場で4年経っているので、当然の話ではある。ただ何年経っても今のままでいたい、何年経っても今のままが続くと、あり得ないのに思っていたので、現実に直面して動揺もした。余命半年かと。

出した結論は今日を全力で満喫するだった。今日の繰り返しで半年経っても半年間は楽しめる。あとはなるようになるさ。今から半年後を考えてつまらない日々を送ることこそもったいないのである。今日は今日しか楽しめないのだ。