ワクチン、カウントダウン

コロナワクチンの接種がいよいよ身近なことになってきた。つい先日までは医療従事者や高齢者が対象で、正直、当事者意識がなかったが、接種券を郵送しますと言われると、そわそわ焦り始める。

日本人の悪いところは多数派が少数派を否定する傾向が強い。ワクチン接種も人口の半数を超えると、打ってない人が非難される気がする。僕は40代で既往症もさほどではない。しかも住民票は家族と同じままなので、接種する順番は最後の最後になると思う。それ自体は全く問題ないのだが、周りからの非難の視線を感じることがあれば、ちょっと寂しく思う。

いずれにしても少しは明るい未来が見え始めたのではないだろうか。年末には治療薬もで始めるというニュースもあるし、完全にコロナ前に戻ることはないだろうが、コロナでかなり痛め付けられたものの、人類は勝利した、という終息宣言が待ち遠しい。

誰しも想定外の2年になるのではないだろうか。僕も最も働ける、最も稼げる年だったが全く予定が狂ってしまった。学生さんも行事がない年を過ごすとは思わなかっただろう。すごく貴重な経験はできたと思うが、経験したくなかった年でもあった。

過去には戻れない。どんなに恨んでも、どんなに悔やんでも、未来を見て進んでいかないといけないのである。昨日を後悔する時間があったら明日を楽しく、幸せに過ごせるように考える時間にすべきなのである。辛い生活でも、常に小さな幸せはあるのである。