未来の自分

明日の自分は何をやっているのだろうか。明日は仕事をしているはずだ。しかし今日、この後に何が起こるかは誰もわからない。仕事をしている可能性は限りなく高いが未来のことは誰もわからないのである。1ヶ月後、半年後、1年後、3年後。先になればなるほど全くわからない。10年後には死んでいるかもしれないのだ。

毎日、何が楽しくて生きているのか。特に楽しいこともないのだが、仕事が順調に捗れば良い日になるのだろうか。トラブルも発生せず、上司から無理難題な指示が飛んでこなければ良い日なのだろうか。楽しい会話ができ、夜は美味しいお酒が飲めれば良い日になるのだろうか。無気力な訳ではないのだが、正直、生きることに疑問を感じているのは確かだ。

確実に思っているのは親より先に死なないこと。両親にはかなり迷惑を掛けてきたし、とても感謝しているので、何としても親よりも早く死ぬわけにはいかないと思っている。では、いつの日か親が他界した後、僕の生きるモチベーションは何になるのだろうか。

子供の成長も気になるが、それで長生きしようとは思わない。1人で趣味を楽しんでもいいのだが、ずっと仕事漬けの生活だったので仕事以外にはのめり込むほどの趣味はない。

1人で目が覚めたら起き、お腹が空いたら食事を作り、海や山が見たくなったら見に行き、気の向くままに死ぬまで生きられればいいのだろうか。それも結構、面倒臭いな。気力の灯火は消えかかっているようだ。