プラス思考

僕はマイナス思考である。他の人と比べたことがないので、自称マイナス思考というのが正しいかもしれない。何かを考えるときは全てが最高にうまくいったケースと全てが最もダメだったケースを考えて、ダメだったケース寄りの考え方で落ち着くように思う。石橋を叩いて叩いて叩ききっても壊れないか確認してから一歩を踏み出すタイプだと思う。

ところが他の人は僕のことを細かいところは気にしない楽観的な人だと思っている。常に明るくて元気で笑っているらしい。確かに明るく元気に笑うことは意識しているが、楽観的に考えてはいないのだ。これも自称なので、正解は分からない。

ただ、思っていることはある。もし、自分の考え方で少しでもうまくいくのであれば、とにかくプラス思考で考えよう、ということだ。生きている以上、いいことも悪いことも半々でやってくる。私見だが僕はずっとこの考え方なのだ。それであれば根がマイナス思考と自覚しているからこそ、出来得る限りプラス思考で考えてみよう、という思いでいるのかもしれない。

未来のことは誰にも分からない。どこにいても、何をやっていても突然、10分後に死ぬかもしれないのだ。だからといって10分後に死んだらどうしよう、死なないようにするにはどうすればいいんだろう、とは考えないだろう。

そこら辺が若い頃と比べて年々、コントロールできるようになってきた。自分とは死ぬまで最も長く付き合わなければいけないからこそ、今を楽しみたいのだ。