見えない未来

5時過ぎに目が覚め、もう一度眠ると寝坊しそうな気がしたので、久しぶりに朝から上野恩賜公園へウォーキングしてみた。雨が多い夏らしくない天候が続くものの気温は高いので、日中のウォーキングは汗だくになる。朝だと街がまだ暑くなる前なのでいつもよりは涼しく、何より1日を有効に使えて気持ちも良かった。

朝7時の大噴水のまわりは太極拳をするご年配の方々がたくさん集まっていて、横を通り過ぎるだけでも気持ちいい。横道に入ると土曜日の早朝だからなのか、夜中から飲み続けているらしき若者が座り込んでいたりして、色々な方が色々な生活をしているのを感じる。

あと何年、今のこの心地良い環境で生活できるのだろうか。身の回りの生活はいつしか変化がやってくる。単身赴任手当も会社規定があるので、あと1年でなくなるだろう。無いとは思うが辞令が出て東京を離れるかもしれない。両親もずっと生きているわけはなく片親になったら一緒に住んでサポートすべきだな、とも考えている。お金も足りるのだろうか。そのタラレバが頭に浮かんでくるたびに、そう遠くない未来に不安を感じる。

そしていつも行きつく先は、わからない事を考えてもわからない。今を楽しみ、今を満喫することが、明日の楽しみに繋がり、明るい未来もやってくると、考えるようにしている。問題の先送り、楽観的と言われるかもしれないが、見えない未来に不安を感じ、目の前の今を楽しめないのは勿体無いと思う。今は楽しむべきだ。