最低賃金

毎年この時期に最低賃金の金額が決まる。今年は全国平均で1,000円を越えて、東京都では1,113円になるようだ。僕の働いている会社でも例年10月から時給が上がるのだが、いつもイライラするのもこの時期なのだ。それは最低賃金よりも少ない時給で勤務している人は時給が上がるのだが、最低賃金よりも多い時給の人は変わらない。即ち最低賃金との差が縮まるという、当事者にしてみれば悲しい事実に人事のスタッフは何とも思っていない事だ。

社員の給与はどうでもいい。納得して入社しているわけだし、上がる人は上がる。入社後は本人の努力次第だ。だがバイトは違う。働き方の選択なので、会社側も社員を雇うよりはバイトで凌ごうと思うだろうし、バイトで働く側も気軽に自由に働こうと思って社員ではなくバイトでの仕事についているのかもしれない。しかし、社員だから責任感を持って働き、バイトだから適当に働くというわけでないのは断言できる。むしろバイトの方が会社のために貢献している方はたくさんいると思う。

大会社になればなるほど社員が大事といいながら一人一人と向き合わず、スタッフを切り捨てている気がしてならない。働き方は違えど皆がモチベーションを高く持ち、働き甲斐を感じられる職場を整えるためにもお金は重要なことだと思う。

人事でない僕は何ともできないのだが、今年はご意見箱に投書しようと思っている。皆が働いていて楽しい職場を作っていきたい。