勤続25年

1997年2月1日。僕が今の会社で働き始めた日である。明後日の月曜日で25年になる。最初はアルバイトだったので、正式に勤続となると、まだ25年にはならないのだが、しかしまぁ、よく続けたものだ。途中、何度か退職も考え、上司に相談したし、他社の面接を受けたりと、色々あったものの縁があったという事なのか、日々の積み重ねて今日に至る。給料は良くないし、束縛時間は長いし、ブラックな会社と言われたこともあるが、高卒の僕に対して、それをマイナスに感じたことが全くない、サークルのような会社だと思う。特殊な仕事ではあったが前職を2年、1年と短期間で辞めていた僕がようやく出会えたと思える会社だ。

休みでも仕事をした。強制ではないが、翌週に万全な状態でスタートするために準備のために出社した。これは今もそうだ。月に2、3週は週末土日のどちらかは会社にいた。正直、休みは連休までで十分だ。3連休あると逆に体調が悪くなる。4連休以上あっても上手く時間が使えず、ゴロゴロして腰が痛くなる。

区切りの25年が過ぎるとあと10年ちょっと。まだ10年あると考えたいものの、もう10年しかない。今まで以上に1年は短く感じ、あっという間に過ぎると思う。会社漬けの日々を生きてきた僕が今から会社外で生きがいを見つけることは多分ないだろう。未来のことはわからないが、可能性で考えると今と大きく変わらずに定年を迎えている気がする。節目のたびにそう思う。