何のために生きるのか

先週は両親を乗せて山形まで母の里帰りに行ってきた。軽自動車で片道6時間、決して近くはないが運転するのが嫌いではないので、むしろ快適にドライブしてきた。お墓参りや友人との再会、久しぶりの親族との食事で高齢者夫婦の変わり映えしない日々の中、少しは刺激的に過ごせたのではないだろうか。また来年、毎回、最後のつもりで無理なく、生きる目標みたいになればいいなと思う。

自分は何のために生きるのか、その答えを探し続け、いまだに見つからないでいる。やりたいことも明確にはわからない。本当にそれなのか、見つけても確信が持てない。ただ確実なのは自分自身の欲のためではなく、誰かに捧げたい、誰かに尽くしたい、という人のために生きたいということだろうか。

僕は物欲がない。食事もこだわりがない。性欲は人並みにあるが、金欲も出世欲もさほどない。自分自身に対して興味が薄いのかもしれない。なのでそんな自分のために頑張って何かをするという発想がないのだ。むしろ、これをやれば誰かが喜ぶ。これができれば誰かが助かる。そういうことの方が俄然、やる気になる。そんなタイプなんだと思う。

親に感謝、家族に感謝、親族に感謝。仕事に感謝、スタッフに感謝、会社に感謝。健康に感謝、平和に感謝、自分自身に感謝。とにかく自分を取り巻く全てに感謝の気持ちを持つと、今を生きていることに喜びを感じるし、未来に対する不安も薄らぐ。ココロが安定する気がするのだ。