年明けからの異動の話も水面下で着々と進み、動き始めたらあっという間に今年も終わるだろう。新しい部署では全く新しいことをイチから学び、2年なのか3年なのか、モノになるまではしばらくかかるだろう。始めてみれば好きになるかもしれないが、現時点では全く興味がない業務になる。僕は死ぬまでの残り人生、30年ちょっとだと思うが、何をやりたいのだろう。
今のまま定年を迎え、再雇用してもらったとしても、いつかは仕事を離れる時が来る。社会とのつながりがなくなり、ずっと単身赴任をしているので家庭にも居場所のない僕は一気に孤独になるだろう。1人でいることは嫌いではないのだが、誰とも関わらなくなる生活をどんな気持ちで過ごすのだろうか。貯蓄もギリギリだろうから娯楽三昧というわけにもいかないし、朝から晩まで部屋にこもっていると早々にボケてしまうかもしれない。そもそも何がしたくて生きているのだろうか。
家族を養う、などというのは取って付けた理由であって、その割には単身赴任でお金しか入れてないわけだし、僕が本当にやりたいことって何だろうか。旅は好きなのでライター、居酒屋も経営してみたい。他はこれといって思い浮かばない。パイロットや野球選手や教師や次々に浮かんだやりたい夢が気付けば殆ど無くなってしまった。
まだ30年人生があるとしたら、相当、やばい。30年あれば未経験のこともそれなりに形になる。まだ老けこんでいる場合ではないのだ。
