時は刻まれる

早くも4月中旬になってしまった。新しい部署に異動して3ヶ月半、どんどん月日が流れていく。人として成長できているのだろうか。新しい知識は付いているのだろうか。ただ社会で上手く生きていく、当たらず障らずの人付き合いだけの経験が積まれ、人間としては何の取り柄もない中年になっている気がしてならない。

生きていると嫌なことがたくさんある。身の回りのものも、存在するものは全て、経年劣化する。人間も同様で、年を重ねると不調な部位が増えてくる。このままいつか死ぬ日に向かって人生をカウントダウンしているのだろうか。学生のころ、社会に出て間もない20代のころの気持ちには、もはや戻ることはできない。

平日は朝起きて、シャワーして朝食を食べて8時半に部屋を出て出勤。21時くらいに退社してウォーキングを兼ねてJRの駅まで20分くらい歩き、22時前には帰宅。晩酌して就寝。それを5日繰り返すと週末を迎える。週末は実家に帰るか、自宅に帰るか、たまにマンションでゆっくり過ごすこともあるが、掃除洗濯買い出しは必ず行う。あっという間に土日は終わる。

いつまでも同じ環境が続くとは思わないのだが、心のどこかで続いて欲しいと願っている自分もいる。確実に歳は取る。同じ環境と思っているのはまやかしで、実は少しずつ、毎日変化しているんだと思う。その変化に気付かず、月日はあっという間に過ぎ、ようやく気付いた時、僕はどこで何をやっているのだろうか。