運が悪いと思わない

生きている限り色々なことが起こる。仮に部屋にずっと籠っていても、何かしらは起こる。うたた寝して嫌な夢を見るだけでも、シャワーを浴びるだけでも何かしらは起こるのだ。何となく仕事がうまくいかない、何となくやり甲斐がない、なぜかハズレくじばかりひくなど、良くないことが起こっても運が悪いと思ってはいけない。思ったら、それは本当にそうなってしまうのだ。

考え方を変えるだけで物事はプラスにもマイナスにもなる。確かに嫌なことや上手くいかないことばかりだ。だが、そのことを嘆き、怒り、愚痴ったところで、益々、次々と良くないことがやってくる。どこまで良くないことが続けば倒れるか、自分自身が試されてるんじゃないかと思うくらい押し寄せる。毎日が辛く重く、全てをリセットしたくなる。それは自分で自分を苦しめている呪縛でしかないのだが、その呪縛から逃れることができるのは、誰かの助けではなく、自分自身の気付きでしかないのだ。

嫌な仕事が回ってきたら、いい経験ができると腹を括る。お気に入りのグラスやお皿が割れてしまったら、カタチあるもの、いつかは壊れる。誰かに壊されるのではなく、自分が壊せたことを良かったと思い、また新しいお気に入り探しができるとワクワクする。愚痴りたいことがあれば、何も話す話題がなくボーっとするよりは考えることがあるだけいいか、と割り切る。

そんな考え方を続けることによって、自己肯定感も高まると信じている。