生きる理由

元日に大変な地震があったせいか今年の正月は静かに過ぎ去った。52週間という1年がまた始まった。平日は職場とマンションの往復、週末は実家に帰るというルーティンであっという間に月日が過ぎていく。今年はどんな出来事が起きるのか起きないのか、いずれにしても確実に老いていくのだ。

自身を振り返り、多分、僕は一人暮らししかできない人だと思う。寂しくて人恋しがるくせに最終的には一人でいる楽な暮らしを望む。生活は一人だが、近くに同じように一人で暮らす友達のような恋人のような安心できる人がいて、多くの時間を一緒に過ごせるような環境が最高なんだと思う。そんな環境はなかなかないのだが、周期的に人との関係を億劫に思い、全てを捨ててゼロになりたいという気持ちがココロの奥底にいるのは事実なのだ。そんな自分を時には嫌い、時にはうまく付き合いながら何とか生きてきたし、これからも生きていかないといけないんだと思う。

何のために生きているのか、何のために生きていくのか。理由はずっとわからないんだと思う。子供達は立派に育っているし、周りに迷惑をかけずにしっかり生活できればそれでいい。あとは自分自身が定年までは社会で労働力として働き、その先に命尽きるまでに生きる理由を追い求めればいいのではないだろうか。

些細なことでいいので、楽しみを見つけ、毎日笑っていられるような余生を過ごしたい。そして眠るように誰にも世話にならずに逝きたい。